その園見学の申し込み、何を見て来てくれたか分かりますか?
園見学の申し込みが、今のところ順調に来ている。
そういう園こそ、一度立ち止まって考えてほしいことがあります。
その申し込み、何を見て来てくれたのか、把握できていますか。
私自身、分かっていませんでした
園長をしていたころ、ありがたいことに入園希望は多くいただいていました。
地域的にも恵まれていたのだと思います。
でも正直に言うと、その方たちが何をきっかけに申し込んでくれたのか、まったく掴めていませんでした。
ホームページは見てくれているはずです。
でも、どのページを見たのか。
何に心を動かされたのか。
それとも口コミだったのか。
分からないまま、「今年も申し込みが来た」と安心していました。
うまくいっている理由が分からないと、崩れたときに動けない
当時は、それで問題ないと思っていました。結果が出ているのだから、と。
でも今になって思うのは、これはかなり危うい状態だということです。
うまくいっている理由が分からないということは、
うまくいかなくなったときに、何を直せばいいかも分からないということだからです。
少子化で申し込みが減り始めたとき、「去年までは来ていたのに」と焦っても、打つ手が思いつかない。
実際、そういう状況に直面している園は少なくないはずです。
発信の役割は、フォロワーを増やすことではありません
SNSの話になると、どうしても「フォロワーを増やす」という話になりがちです。
でも、園にとってのゴールはそこではないはずです。本当に望んでいるのは、
園見学に来てもらうこと。そして、入園を決めてもらうことです。
フォロワーが1,000人いても、誰も見学に来なければ意味がありません。
逆に、フォロワーが100人でも、そのうち5人が見学に申し込んでくれるなら、そちらの方がずっと価値があります。
発信は目的ではなく、見学につなげるための手段です。
見学までの道筋を、見えるようにしておく
では、具体的に何をすればいいのか。難しいことではありません。
- 園を知ってもらう入口はどこか(検索、SNS、口コミ、地域の掲示板)
- そこから、園のことをどこで詳しく知ってもらうか(ホームページ、Instagram)
- 見学の申し込みは、どこからできるようになっているか
この3つがつながっているか、確認してみてください。
たとえば「Instagramは頑張っているけれど、そこから見学申し込みページへの導線がない」
といったことは、意外とよくあります。
道筋が見えていれば、うまくいっているときは「ここが効いている」と分かりますし、
うまくいかなくなったときは「どこで止まっているか」が分かります。
今、順調な園にこそ
困ってから慌てて整えるより、余裕のあるうちに把握しておく方が、ずっと楽です。
申し込みが来ている今のうちに、「なぜ来てくれているのか」を見えるようにしておく。
それが、これから先の園を守ることになると思っています。


