園のホームページ更新が止まる、4つの壁
園のホームページ、最後に更新したのはいつでしょうか。
行事予定が去年のまま。職員紹介に、もう退職した人の名前が載っている。
「直さなきゃ」と思いながら、気づけば何年も経っている——。
以前このブログでも書きましたが、園長時代の私の園が、まさにそうでした。
更新が止まるのは、意識の問題ではありません
こういう話をすると、「担当者の意識が低い」「後回しにするからだ」という方向に行きがちです。
でも、実際に現場にいた立場から言わせてもらうと、そういう単純な話ではありません。
更新が止まる園には、たいてい4つの壁が同時に立ちはだかっています。
壁1:直す手段がない
そもそも自分たちでは直せない。業者に頼むしかないけれど、依頼すればお金がかかる。
「この程度のことで頼んでいいのか」と迷っているうちに、時間だけが過ぎていきます。
壁2:誰の仕事か決まっていない
園長の仕事なのか、主任なのか、事務職員なのか。はっきり決まっていないと、誰も「自分がやるべきこと」だと思いません。
気にはなっているけれど、動く人がいない状態です。
壁3:何を載せればいいか分からない
仮に更新できる環境があっても、「何を書けばいいのか」で止まります。
日々の保育は毎日あるのに、どれを選んで、どう書けばいいのかが分からない。
壁4:目の前の保育より優先できない
そして最大の壁がこれです。子どものこと、職員のこと、保護者のこと。
目の前にやるべきことが山積みの中で、ホームページの更新は、どうしても後回しになります。
正直に言うと、私の園はこの4つ全部に当てはまっていました。
ひとつなら乗り越えられたかもしれません。でも4つ同時に立ちはだかれば、誰でも止まります。
一番動かしやすいのは「直す手段」の壁
では、どこから手をつけるか。全部を一度に解決しようとすると、また動けなくなります。
私が一番動かしやすいと思うのは、壁1「直す手段がない」です。
ここは技術的に無理なのではなく、多くの場合「頼み方が分からない」だけだからです。
でも、これは園だけの問題ではありません
ここで、制作する側の話もさせてください。
正直なところ、外注業者の多くは受け身です。園や法人から連絡がなければ、納品後はそのまま。
「困っていませんか」と聞きに来ることは、あまりありません。
これは、園側だけの責任ではないと思っています。本来は、作って終わりではなく、
その後も定期的に様子を見て、「そろそろ行事予定の更新時期ですね」と声をかけるのが、制作する側の役割のはずです。
だからこそ、園側も遠慮しなくていいと思っています。「こんな細かいことを聞いていいのかな」とためらわず、まず連絡してみてください。
この最初の一往復が起きるだけで、何年も止まっていたものが動き出すことがあります。
まとめ
更新が止まっているのは、園の怠慢ではありません。4つの壁が重なった結果です。
そして、その壁のひとつは、制作した側が放置していることでもあります。
まずは一度、連絡を取ってみるところから。それで動かなければ、別の方法を考えればいいのです。



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